般若心経の空とはなにか
―お釈迦様の悟りと龍樹による再生、
般若心経を完成した聖者の真意―
要約版
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私は2008年8月、般若心経に関する冊子、A4版110ページを出版しました。 「般若心経の空とはなにか」副題「お釈迦さまの悟りと龍樹の再生、般若心経を完成た聖者」です。 私の般若心経解説の特徴は、般若心経を文章の構成順序の「起承転結」に分解して解明したことにあります。 この度、この冊子の要約版を書きました。般若心経の要点をより単的に理解しやすい形にしたものです。要約版といいながらも、般若心経の事ですから、結構なページ数(30ページ)になりますが、皆様のご理解に一層役立つものと信じております。 要約版を書く動機の一つになったのは知人の大学教授から、英訳してくれるとの声がかかったことです。いずれ英訳版も完成したら、ネットに掲載して世界中の皆様に公開したいと願っています。 |
武田紀久雄 |
〒030−0822 青森市中央1−21−5 山光ビル2F 発行 (有)経営企画 著者 公認会計士 武田紀久雄 |
掲示板 |
<目次>
はじめに |
T 般若心経成立の時期とその経緯 (1)成立の時期 (2)成立の経緯 @般若の意味 A成立の経緯 i 五蘊と縁起の法 A 説一切有部の実在説 B 般若経 C 龍樹 D 般若心経の成立 (3)舎利子のこと |
U 仏教経典の中での般若心経の位置 |
(1)般若心経の位置 |
V 中国仏教の教相判釈と五時教判 |
(1)南伝仏教と北伝仏教 |
W お釈迦さまの悟りと教え |
(1)古代インド人の悩み (2)お釈迦さまの初めての説法、四聖諦 @苦諦(苦の真理) A集諦(集の真理) B滅諦(滅の真理) C道諦(道の真理) (3)お釈迦さまの二回目の説法、縁起の法 |
X 仏教哲学(アビダルマ) |
(1)五蘊 (2)十二処(十二の領域)と十八界 @バラモン思想の取り入れ A十二処と十八界 |
Y 説一切有部の実在説 |
(1)五位七十五法 (2)三世実有・法体恒有(五位七十五法は三世に実在する) (3)三世両重の因果説(十二支縁起は三世に実在する) @此縁性(縁起の法) A十二支縁起 B三世両重の因果説 (4)説一切有部が最大勢力化 |
Z 般若経と龍樹 |
(1)般若経を書いた修行者達 (2)龍樹 @龍樹の立場 A龍樹のお釈迦さまへの帰依 B空の論理と相依性 C龍樹による実体(実在、本体、自性、本質的存在)の定義 D言葉の虚構性 (3)空について @お釈迦さまの悩み Aプラジニアの智慧とジナナの思惟 B空とは C空が何故、宗教的実践の指針になるのか |
[ 般若心経の完成 |
(1)大樹 (2)般若心経の完成 |
\ 般若心経の解説 |
(1)般若心経を起承転結に分解する (2)般若心経 @経題、摩詞般若波羅蜜多心経 A起 B承 一節 C承 二節 D転 一節 E転 二節 F結 一節 G結 二節 |
] 般若心経の全訳と宗教上の意義 |
(1)全訳 (2)宗教上の三つの意義 @悟りを実証するものである事 A仏教の教説をお釈迦さまの真意に回帰させた事 B般若心経の神髄を呪として、全ての人の修行ないし信仰上の徳目とした事 |
おわりに |
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ブログ |
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